ドライアイは、涙の分泌量が低下したり、涙の成分バランスが崩れて安定性が低下することで、目が乾きやすくなったり、角膜が傷ついてゴロゴロ、チクチク感じたり、目の疲れ、かすみ、不快感といった症状が起こります。 点眼薬などの対処療法で症状を抑える方も少なくありません。 しかし、ドライアイの状態が長く続くと、眼の表面が傷ついて悪化したり、傷口から細菌などが入り込み角膜感染症を引き起こす恐れがあります。また、コンタクトレンズを使用している方は、ドライアイが悪化する場合があります。 当院では、ドライアイのIPL治療に対応しています。 涙の成分を分泌するマイボーム腺に特殊な光を当てることで、ドライアイの改善が可能です。 IPL(Intense Pulsed Light)治療は、外科的な処置や麻酔の必要が無くダウンタイムもありません。治療後は、マイボーム腺を専用の圧出攝子で押さえて脂の分泌を促していきます。 パソコンやスマートフォンの長時間使用が多い現状の生活では、幅広い年齢層にドライアイの方が増えています。
※全て税込み表示
初診の際、問診とドライアイの検査を受けて頂きます。 検査でIPL治療が適しているかどうかを確認します。 IPL治療の内容をご説明した上で、内容にご同意いただけましたら治療の日を決めていきます。 ※ご希望の方には、初診当日のIPL治療も可能です。
目の周りに毛が生えていると、IPLの光が反応する可能性があるので、剃毛を事前にお願いすることがあります。 照射する部分のお化粧は落としてから、光を当てていきます。 照射する部位に専用のジェルを塗布します。
眼の保護のため、アイシールドを着用します。 カメラのフラッシュライトのような光を感じますが、眼に悪い影響はありません。 時間は両眼で5~10分です。
照射後は、ジェルを拭き取ります。 直後にメイクをしてお帰りいただくことも可能です。
1回の治療で効果が出る方もいらっしゃいますが、数回受けていただくことで効果の持続時間が長くなる傾向がみられます。 治療後は、マイボーム腺の状態を確認しながら、治療を数回程度行うことをお勧めしております。
マイボーム腺について教えてください。
まぶたのまつ毛の生え際より内側にある涙の油分を分泌する器官です。 加齢や炎症によって油分の分泌機能が低下することを、マイボーム腺機能不全といいます。 ドライアイの方の過半数がマイボーム腺機能不全を合併しているといわれてます。
IPL治療は、だれでも治療が受けられますか?
IPL治療の適応外となる方は、中学生以下、妊娠中の方となります。それ以外の方は、IPL治療が受けられます。適応があるかどうか、お気軽にご相談ください。
メイクは治療の際に必ず落とさないといけないでしょうか?
IPLの光は、色素に反応するためメイクをしていると、皮膚温が上がり、赤み、ヒリヒリが増す原因となることがあります。 治療の日はメイクをせず、日焼け止めのみつけてご来院下さい。 IPL治療後は、すぐにメイクが可能です。
IPL治療は痛みがありますか?
痛みは個人差がありますが、輪ゴムで肌を軽く弾く程度の痛みがあります。開始後に「こんな感じです。」とテスト照射を一度してから始めますので、ご不安なく行えるよう配慮致します。
涙点プラグ・キープティアを使用しています。IPL治療は受けられますか?
涙点プラグが入っていても治療は可能です。そのままの状態でIPL治療が受けられます。
白内障手術やレーシック手術を受けていてもIPL治療が受けられますか?
白内障やレーシックの手術を受けている方も治療可能です。
IPL治療後は、点眼など必要でしょうか?
点眼を継続していただくことで、ドライアイの改善にさらに効果が上がります。